ひさしぶりの絵本再現ごはんです。
幼稚園で毎週絵本を借りてくるようになったことで読書量が増えた今日この頃。
みーちゃんは絵本に出てくる食べ物をかなりチェックしています。
今回は(おそらく)前後編の前編。
定番絵本「ぐりとぐら」に出てくるオムレツを作りました!
もくじ
「ぐりとぐら」シリーズには美味しそうなものがたくさん!
リコ
お料理と食べることが大好きな2匹の野ねずみのお話です。
私も小さい時によく読みました!
今回読んだ「ぐりとぐらとすみれちゃん」のメインは、すみれちゃんが持ってきた大きなかぼちゃで作るかぼちゃのフルコース。
だけど一番最初にみーちゃんが食いついたのは、冒頭で2匹が作っていたオムレツです。
畑仕事の途中でにんじんの間引きをしたぐりとぐらは、その葉っぱをオムレツに入れて食べていました。
みーちゃん
今回のメニューは「にんじんの葉っぱのオムレツ」!
いきなり問題発生!葉っぱは希少部位!
しかしここで問題が。
にんじん…葉付きで売ってる…??
時々仙台朝市なんかにも買い物に行きますが、めったに葉付きのにんじんなんて売っていません。
とりあえずその日は、キッチンでボーボーに茂ってた豆苗を入れて卵焼きを作ることで納得してくれたんですが…
産直にでも行ってみる?
ひさーーーーしぶりに、らでぃっしゅぼーやの宅配頼んでみる?
それとも、いっそプランターでにんじん作る…?
なんとかご要望に応えるべくあれこれ考えていたら、ここで天の助けが!
お友達が葉付きにんじんを取り寄せてくれた
ゆっこちゃん
リコ
のりくんと同学年の娘ちゃんを持つ、仙台のママ友ゆっこちゃん。
何度も遊んでいてみーちゃんもめちゃくちゃ懐いています。
それにしても、ちょっと話題に出しただけの「にんじんの葉っぱのオムレツ」を覚えていてくれて、あまつ生協のカタログで見かけたからってさらっと注文してプレゼントしてくれるなんて…女神…
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娘ちゃんの1歳のお誕生日をいろんな角度から準備した記録は愛に溢れていて、なおかつとっても参考になります。
土付きのにんじんなんて久しぶり!
葉っぱもものすごくモサモサで、栄養ありそー!
(にんじんの葉にはカロテンやビタミンEが豊富ですよ)
3歳からは加熱調理にも挑戦!オムレツ作りスタート
材料
卵3個
にんじんの葉(柔らかいところ)1本分
牛乳 大さじ1
粉チーズ 大さじ1
バター10g
我が家では1歳児が一緒に食べるので、味付けは控え目。
大人の分は後からお醤油をかけたり、あらびき胡椒をかけたりします。
にんじんの葉は風味が強く、香り野菜が苦手なダンナさんも食べやすいように一度炒めてから卵液に入れる作り方にしました。
今回のお手伝いポイント
- 一緒に包丁を持ってにんじんの葉を切る
- にんじんの葉をバターで炒める
- 卵を割る
- 計量した調味料や炒めた葉を入れてかき混ぜる
- フライパンに卵液を入れて少し混ぜる
リコ
食べやすいようなるべく細かく刻みます。
子供包丁ではうまく切れなかったので、私と一緒に包丁を握ってちょっと切る→仕上げはお母さん理論で後半は大人が、という流れで刻みました。
みーちゃん
リコ
バターでしんなりするまで炒めた葉っぱを軽く冷まし、卵や牛乳、チーズと一緒に混ぜます。
卵はこれまでだいぶ犠牲にしたけど、上手に割れるようになってきました。
卵を焼く時もバターで。
1歳児も食べるしトロトロオムレツにはできないので、どうしてもただの卵焼きっぽくなります…
リコ
流し込んだ卵液の表面をざっとかき混ぜるのもやってもらいました。
熱いものに触るとケガをします
ここ(IH)には火がないけど、赤い光がついているときはフライパンがとっても熱くなります
かき混ぜるのに夢中になってフライパンの端っこに触ったりしないでね
フライパンの中に物を入れるときはそーっと静かにね
「やめて」「危ないよ」と言ったらすぐやめてね
完成!気になるお味と子供の反応は?
どう見てもただの卵焼きです…ちょっとさすがに焼きすぎたかな…
ずーっと食べたかった葉っぱのオムレツ、作れてうれしかったなぁ…
みーちゃん
「あじみ!」と言って端っこを食べてから、夢中で2、3個口に放り込み天を仰いで震えていました。グルメ漫画の世界にでも生きてるのかなこの子。
美味しいの?と聞いたらぶんぶん首を縦に振り、ほっぺをさすりながら踊り出しました。陽気です。
味はちょっと春菊っぽいというか、香りの強い、草っぽい感じ…
苦手な人はとことん苦手だと思います。
みーちゃんも普通に食卓に出したら敬遠しそうな食材だと思うんですが、絵本効果+自分でお料理効果はものすごいですね。
かぼちゃのプリン、かぼちゃの蒸しパン、かぼちゃのドーナツ…んふふ…
みーちゃん
リコ
後編に(いつか)続く!
「すみれちゃん」の逸話を知って
今回初めて知ったのですが、この「ぐりとぐらとすみれちゃん」にでてくる女の子にはモデルがいました。
盛岡に実在した女の子。
脳腫瘍で、1996年に4歳の幼さで亡くなった福士すみれちゃん。
病床で食事が取れなくなっても、食べ物が出てくるぐりとぐらの絵本を見ると食べる真似をしていたのだそうです。
ご遺族との3年に渡る文通の末、19年ぶりの本編新作として「ぐりとぐらとすみれちゃん」が生み出されました。
幼児を育てる母として、時々フッと
「この子が元気で笑っているのは当たり前のことじゃないんだよな」
と言いようのない不安に襲われる時があります。
病気になったら、事故にあったら、それが重大なものだったら…
新生児の頃は「生きるか死ぬか」みたいな切迫した気持ちでいたものですが。
1歳児も3歳児もすっかり逞しくなっていて、あの頃の危機感はいつしか薄れてしまっていました。
このあったかくて賑やかな子を抱きしめられるのはとても幸せなこと。
「さいっこー!」「おいっしー!」と叫びながら飛び跳ねたり、お皿をひったくっておかわりを強奪したり。
どういう風の吹き回しか「ママのごはんってさいこーだよね、いつもありがと!」などと言ってきたり。
この子たちと一緒に、おいしいおいしいと笑い合うことの幸せを、今一度嚙みしめようと思いました。
おそまつさまでした!
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