こんにちは、リコです。
世は保活も幼活も戦国時代。
幼児教育無償化だの言われても(目先のお財布事情としてはありがたいけど)まずは入れなくては意味がない…
ツイッターのママアカウント界隈でも、秋は4月の一斉入所(入園)に向けて情報が飛び交い不安が渦巻いています。
現在は2019年度の入園に向けて幼稚園の出願でバタバタしていますが、実は2017年の秋は保育園の出願で同じように駆けずり回っていました。
フルタイム被雇用者×専業主婦の我が家が、第二子のりくんの出産のために期間限定で保育園を利用した体験談をお送りします。
いつか、どこかで同じ不安を持っている方に「こんな例もあるんだ」と参考にしてもらえたら嬉しいなと思いながら、記憶が薄れないうちにまとめようと思います。
今回は①導入編!
※保育園の利用については自治体それぞれで定めがあります。私の体験談は宮城県仙台市の2018年度のものですので、お住いの自治体の最新の情報を確認してくださいね。
仙台市の保育園利用に関しては【こちら】
里帰り出産を選ばなかった理由とメリット・デメリット
我が家は第二子の出産を、自宅のある仙台市で迎えることを早い段階で決めていました。
理由はいくつもありますが
- 実家は物が多く、動かない新生児はともかく2歳児が長期間過ごすのには向かない
- 安全対策や移動手段をゼロから準備しなければならない
- 上の子に生活環境が変わるストレスを与えたくない(私もフォローしきれる自信がない)
- 近くに子供が遊べる施設や公園がない
- 2歳児とフルコミットするには親の体力が心配
このあたりが主なものでした。
実家の両親は協力的で、産後通算で1ヶ月程度なら仙台に泊まりこみできると提案してくれました。
それならば過ごしなれた自宅で産前産後を過ごした方がいいのではないかという判断です。
【メリット】
- 里帰りと違いダンナさんが新生児と関われる
- 上の子のケアに夫婦であたれる
- 実父母がお客で来ているとはいえ自宅なので気疲れしない
- 新生児のお世話用品などを移送しなくていい(ベビーベッドなど大きいものを実家と自宅で二重に準備しなくていい)
- 水回りなど設備が実家より新しい
- 児童館や大きな公園が徒歩圏内にある
【デメリット】
- 「〇日から来て」といえないので実家側も予定が立てられずやきもき
- 平日昼に陣痛や破水がはじまると上の子の預け先がない
特にいざ出産となった時のみーちゃんの預け先については一番の不安要素でした。
病院に連れて行ってもスタッフの方にいつまでも見ていてもらうわけにもいかないですからね。
ダンナさんは立会いを希望していたけれど、予定日と大幅にズレたりして実家の援軍が来る前に出産となったら、みーちゃんを彼に任せて私も1人で出産に臨まなくてはいけない。
一時預かりやシッターさんは事前の予約が必要になるし、こういう時に利用するのはちょっと難しい…
そんな時に見たのが同じ専業ママさんのツイートでした。
専業ママ
リコ
「出産」は「保育が必要な理由」!
「保育園は激戦」
「保育園は働くお母さんが利用できるもの」
なんとなくそんな風に感じており「出産で保育園に預ける」という頭がまったくありませんでした。
リコ
でも、物は試し!と母子手帳をもらいに区役所に行った際に担当の方に聞いてみました。
リコ
そうすると、保育園の一時預かりを都度利用するか、保育園入園の出願をするかになりますかね
区役所の人
一覧を見てみるとまず近所には一時預かりをやっている園がない…
臨月の私が徒歩送迎できて、産後はダンナさんが会社の行き帰りに送迎できそうなところが2ヶ所(ギリギリ範囲を広げて4ヶ所)。
保育園の出願についてほとんど知識がなかった私は窓口が空いていたのをいいことに基本的なことからがっつり説明してもらいました。
(みーちゃんはその間ずっとおにぎりを食べていました)
- 出産は「保育が必要な理由」に含まれる!
- 保護者それぞれ最大10点ずつで評価される点数では出産は「8点」
- ダンナさんがフルタイム被雇用者なので「10点」
- 出産を理由に申し込む場合に必要になるのは「母子手帳の写し」のみ、その他の必要書類は就労を理由とする場合と同じ
- 利用できるのは基本的に出産予定日の前後8週間(我が家の場合4/1〜7/31)で、期間満了後は途中退園という扱いになる
- かかる費用は世帯の収入に応じて変わり、それに加えて各園で月ごと、年ごとの負担金がある
リコ
2歳児クラスだと持ち上がりで半分くらい埋まっている場合もありますけど、定員が多くなるので可能性はあります!
区役所の人
- 合計20点でも希望のところには入れない場合もあるが、入園時は2歳児クラスになることを考えるとえり好みしなければ受かる可能性が高い
- 4月の一斉入所に重なるので、転勤での転園退園などで持ち上がりの子が減り枠が空く可能性もある
- 一斉入所に向けた願書受付は11月上旬からの1ヶ月間ほど
- 利用可能な範囲にある施設をなるべく見学するのがおすすめ
出願を決意!ダンナさんとのすれ違い…
最初に保育園の利用という選択肢を提案した時のダンナさんの反応はいまひとつ芳しくないものでした。
育休取れるし産後しばらくはみーちゃんのこと見れると思うけどな…
ダンナさん
リコ
たしかに入園準備を含めると4ヶ月トータルで15万円くらいはかかることが見込まれます。
大きな出費ですが、私はもしも入所可能なら自分の結婚前の貯金を崩してでも保育園に行って欲しいと思っていました。
その理由は大まかに言って3つ。
- 産気づいた時の不安を減らすため産前の日中の預け先が欲しい
- 産褥期だけでも下の子のお世話に専念して身体を休めたい
- デリケートな時期の娘の様子をプロにも見守って欲しい
最初の2つは言わずもがな。
何があるかわからない妊娠・出産・産後を、少しでもリスクを減らして乗り越えたいがためです。
そして3つ目。
私は2人目の妊娠がわかったあたりからこんなふうに考えていました。
リコ
2人を産み育てるっていう大事業、私1人では無理だ。
もちろんダンナさんと2人で向き合うけどそれでも足りない。
それぞれの実家の両親も、そのほかの第3者の手と目も借りてやっていかなきゃいけないんだ。
二人目の場合の辛いところは、上の子の育児には休みがないということ。
わかりきっていたことだし覚悟の上ではあるんですけど、辛いものは辛いですよね。
一人目妊娠中のつわりはとりあえず屍のように横たわって家事を投げ出してもよかった。ダンナさんも大人だし自分のことは自分でできますからね。
初期のつわりは最初の妊娠時より重く(子供によって全然違うというのは本当だった…)母子手帳を貰う頃は元気いっぱい飛びかかってくるみーちゃんをいなしながらお腹に刺激がないように過ごすので精一杯でした。
リコ
園でしっかり遊ぶ機会が作れるならそれはとてもいいことなんじゃないかな?
ダンナさんはもちろん娘を大事に思っているし積極的に育児をしている父親なんですが、世のお母さんたちが多かれ少なかれ思っているアレ…
「ながらスマホ育児」とでもいうんでしょうか。
視界の端に娘を入れながらもずーっとぽちぽちソシャゲしてるの。
私もスマホでゲームするしあまり強くは言いづらいんですけどね。
素人なりにそれまで1年半あまり、普段の生活の中で色々考えて外遊びや工作、お手伝いなど、手を替え品を替えヒーヒー言いながらやってきた私としては、その温度差がもどかしいところでした。
「私がやりたい育児」を押し付けたいわけではなかったんですが、育休をとったとして、デリケートな時期の娘とずっとそんな過ごし方をするの?と思ってしまったのです。
多くの人と関わって欲しい、全力で遊んで欲しい…
最終的に何を理由に挙げても結局はどれも親のエゴなのかもしれません。
それでも、きょうだいを迎えるこの大きな節目を、娘にも実りあるものにして欲しかった。
新しい環境に飛び込むという負担はかけてしまうけれど、そのぶん私たち夫婦以外のプロの目が娘を見守ってくれるのは頼もしい事だと考えました。
ダンナさんとの話し合いの結果、保育園の利用に向けて我が家の「保活」が始まったのです。
これからのおはなし



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[…] ①導入編 ②見学編 に続き、今回は③入園準備編! […]